推しがいる生活

Snow Man 箱推しファンによる日々の感想です

CDTV LiveLive! 初回4時間放送 - 2020/03/30

色々な報道と混乱があった直後の生放送。観る前はどんなことになるのかと不安しかなかった。それなのに、実際に観てみたら「とにかく素晴らしかった」以外の言葉が出てこないです。

 

「D.D.」を、ひーくんという絶対的支柱抜きで、彼のボーカル抜きで、そして物理的に彼の存在がない中でどうやってアクロバット付きパフォーマンスができるのかと非常に不安に思っていたんだけど、実際に観てみたら大きな違和感を感じないほどで、すごく驚かされた。8人全員が少しずつ大きな隙間を埋めて、それ以上の熱量とプロフェッショナルなダンスでカバーすることに成功していた。

もし私たちファンみたいに何十回もD.D. のMVを再生し逐一歌割りやダンスを知っている人たち以外が観ていたなら、全然違和感なかったのかも。

それでももちろん、視聴者のファンたち、そして多分パフォーマンスしている彼らの気持ちにはぽっかり穴があいていたことは事実。ファンだからこそ、あそこが違う、ここも本当ならひーくんだった、とかってついつい思ってしまう。ただそれを補うのに十分すぎる決意が感じられる、凄まじいとすら言えるパフォーマンスだった。

 

 

これだけの変更点を短時間でまとめ上げることができ、実際に破綻なく演出できたのは、彼らのほとんどが長い下積みと舞台という生パフォーマンスを何度も経験してきたた賜物のはず。彼らにとって無駄な経験なんて何一つなかった。

でも「この経験」も無駄ではなかったとは、この状況で簡単には言えるわけがない。こんな経験絶対にして欲しくなかったのは疑いもない本音。だけど、どん底の中の最善を提供できる彼らの実力にただただ感銘を受ける。

 

あと思ったのは、6人じゃなくて9人で本当に良かった、ってこと。6人のうち1人がいないのと、9人のうち1人がいないのは全然違う。長年苦楽を共にした6人だけだったら、逆に辛すぎてこんな風にすぐパフォーマンスができるほど、早く切り替えができなかったかもしれない、きっと彼らはそれぐらい胸を痛めているんじゃないか、って思っていたから。

若くて将来を守らなくてはいけないラウちゃんがいるから、兄ずが頑張れるってこともあったはず。そしてとにかくメンタルが最強のめめと、心優しすぎるジーコがいてくれたから、つないだ手を離さずにいられたという側面もあったんじゃないかって思えるから。

 

もちろん彼らがどう思っているかは私たちには全然わからないし、理解もできないだろう。しょっぴーのボーカルがちょっと不安定だったのが気にかかる。さっくんはこんなにたくさんの役割と重圧があって大丈夫なのかなぁとか。実は一番傷心なのは舘様とかだったらどうしよう、とか(だって舘様なんかいつもよりさらにずっとオーラ控えめだった気がするので)。あべちゃんは、いつも守ってくれるひーくん不在についてどんな思いでいるのかなとか。そういう「ただの想像」しかできない。

 

そして「KISSIN' MY LIPS」。この上質な新曲の初披露がこのタイミングだったのは本当に残念だし、全 Snow Man ファンが、ちゃんと全体像を聴けるのを待ち望んでいた曲でもあったのが非常に複雑な気持ち。ひーくんが戻ってきたときはどこに入るのかな。ひーくんがいたらさらに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていたはずだよね、とかってどうしても考えちゃっていた。

一方で、多分この振り付けはひーくんだよね?だとしたらこの瞬間彼らと一緒にいるってことだよね?とも思ってた(なんか亡くなってしまった人みたいな感想になってるけど、すみません)。

[追記] 後でネットで知ったけど、ふっかがひーくんの衣装を着て出演していたというのは本当なのかな? 彼の衣装だけがサイズが合っていなかった、と話題になっていました。もしそうならふっかはどうやってこのパフォーマンス切り抜けられたのか…。やっぱり彼も凄すぎる人です。

 

ツイッターがものすごくバズってたけど、さっくんのラップはとにかくヤバかったです。彼の歌唱はしょっぴーみたいに歌い上げるボーカルというより、長年経験のある確かな職人技できっちり音程とリズムを合わせてくる、という印象。その上歌う曲やパートに応じて、声音を全然変えて合わせてくるのがさすがで、さらに進んだ技術を感じる。 そしてラップの世界観に合わせてバリバリに帝王感だしてくるところ。一番小柄で普段かわいい彼なのに、このギャップが凄い。ラップは本来彼のパートではないだろうに、パフォーマンスの安定感もすごい。([追記] ラップ部分、どうやらひーくんとの掛け合いになっているみたい。)

 

舘様のお食事会のときに、めめのバースデーケーキと共にさっくんが「オレみたいな大人になれよ」って言ったらめめが「壁が高すぎる」って答えてて、あの時は(身長差からくる)ギャグみたいになってたけど、あれ、多分本音だよね。めめはさっくんのこと、高すぎる壁って思ってくれているよね。だって、あんなにカッコよくて歌もダンスもアクロバットもすっごくうまくて、いざチームの危機って時にとんでもなく頼りになる人、他にいる? (絶対的リーダー以外に。)

私はあくまで箱推しです…佐久間担では(まだ)ありません。が、あのラップを観させられたらもうそろそろ沼にハマりかけていても不思議はないかもしれません。

 

最後に順序は逆だけど、冒頭の謝罪。このようなとき、やっぱり担当してくれるのは誰もがわかっていたけどふっか。本来ふっかは MC を担当するタイプの性格じゃないんだと思っているのに、これだけのことを任されてどれだけキツイんだろう、ってとにかく心配に思ってしまう。

でも「彼が戻ってこられる日まで、Snow Man はこのメンバーで守っていきます。」は、ふっか以外の人が言えるセリフじゃない。ファンはみんなこの言葉に泣いたとはず。ふっかがどれだけの想いをこの言葉に込めているか、その決意の深さがどれだけなのか、どれだけひーくんを想っているかを、誰もがみな知っているから。

 

こんな逆風が吹きまくりのときに、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれて本当にありがとう。みんな、今まで通りの Snow Man でいてくれてありがとう。9人でまたパフォーマンスをしてくれるのをみんなでずっと待ってます。

 

ところで、録画を何度も鬼リピしていたら見つけてしまった!どうしても書いておきたい。それは「KISSIN' MY LIPS」の一番最後に、椅子を横一列に並べて座るポーズの直前。全メンバーが後方に椅子を持っていくんだけど、左側から2番目の阿部ちゃんだけが「ガコガコ」って跳ねさせながら引きずっている。ほかの人たちはすーっと美しく滑らせてるのに~。

なんかもう、こんなときに(?)もいつも通りポンコツな阿部ちゃんが可笑しくて可愛くて仕方がありません。普段あんなに頭いいしツッコミ役なのに~。やっぱり彼(彼女)は、嵐なら翔ちゃん枠なんだなぁ。